千歌「一番可愛い二人」
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36:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 00:13:38.00 ID:I+UuBcBoO
バスの時間が迫っていて、曜ちゃんの帰りは待たずに私は帰宅した。
自室のカーテンを開けて、向こう側を見やる。
梨子ちゃんはまだ帰っていないみたい。
確認して、カーテンを閉めた。

「はあ〜」

ベッドに横たわる。
頬っぺたがなんだか痛い。
表情筋が固くなって突っ張ってる感じ。
指で頬を解す。

「上手く、笑えてたかな」

仰向けになり、クッションをお腹の上に置く。
部屋の扉が、スーッと開いた。

「なに、みとねえ」

見なくても誰か分かる。

「しまねえが、プリン買ってきたけど食べる?」

「……うー、後で」

「あんた、熱でもあるの」

「なにそれぇ」

「べっつにー、あ、残ってる保証はないからね」

「え〜」




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