男「最後に勝つのはロリコン」〜俺がロリコンになった理由〜
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10:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:15:04.13 ID:2XkT9Zn40
男性は初めから、ドミノ倒しになった自転車を直していたのではなくて、

ドミノ倒しになった一台目が男性の自転車だったから、直していたに過ぎなかったのだ。

コミュ障特有の声の小ささを発揮してしまったのかと最初は思った。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:15:57.48 ID:2XkT9Zn40
男(なんだあいつ! なんだあいつ! 死ね! ムカつく! 死ね!)

追いかけて文句の一つも言いたい気分。いや、怒鳴りつけてやりたい気分だった。

しかし、そんな度胸もないので心の中でできる限りの悪態をつきながら、倒れた自転車を直していく。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:16:54.45 ID:2XkT9Zn40
男(そりゃ、俺だって初めから倒れている自転車とか、風が強くて直してもすぐ倒れるような日の自転車は直さないよ)

男(でもそうじゃないじゃん。アイツが倒したんじゃん)

男(俺やアイツみたいな若い男ならいいよ。自転車起こすくらい。面倒なだけで済むし)
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:17:33.33 ID:2XkT9Zn40
男「……」

男(帰ろう)

俺はその日、もともと大した親切心は持ってなかった癖にムカムカしながら帰路についた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:18:52.45 ID:2XkT9Zn40
三日後


男(またかよ)

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:20:07.47 ID:2XkT9Zn40
しかしその日の俺の自転車は自転車置き場の奥にある。

女の子の近くを通らなければならない。

俺は女の子を横目で観察しながら、自分の自転車に向かった。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:20:48.25 ID:2XkT9Zn40
男(そうだ)

またこの前のみたいにお礼も言えないような奴なら、今度こそ怒鳴りつけてやろう。

俺は最低なことを考えていた。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:22:32.14 ID:2XkT9Zn40
男「少しいいですか?」

女の子は突然、後ろから声をかけられて驚いているようだった。

ちなみにそのときの表情はわからなかった。何故ならコミュ障は顔を見ない。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:23:48.85 ID:2XkT9Zn40
倒れた自転車のハンドルはゴム製で、それが女の子の自転車のスポークの部分にガッチリはまっていた。

倒れた自転車を起こすには、自転車を一台持ち上げながら、スポークからハンドルを引き抜かねばならなかった。

小さな中学生の女の子一人の力では無理だったんだろう。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:24:48.44 ID:2XkT9Zn40
女の子は満面の笑顔だった。キモオタの俺に向けるにはもったいないくらいの笑顔だった。

美人とか愛嬌があるとか、キモオタの貧相な語彙力では言い表せない笑顔だった。

女の子「がちがちにハマっちゃってて、私じゃどうしても抜けなくて助かりました」
以下略 AAS



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