男「最後に勝つのはロリコン」〜俺がロリコンになった理由〜
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19:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 21:24:48.44 ID:2XkT9Zn40
女の子は満面の笑顔だった。キモオタの俺に向けるにはもったいないくらいの笑顔だった。

美人とか愛嬌があるとか、キモオタの貧相な語彙力では言い表せない笑顔だった。

女の子「がちがちにハマっちゃってて、私じゃどうしても抜けなくて助かりました」

女の子は少しはにかみながら続けてお礼を言って、また頭を下げた。

そのとき、俺は不思議な気分になっていた。

この前、自転車を直したのにお礼も言わずに行ってしまった。あの男性。そして目の前の女の子。

この女の子は今のことだけをお礼を言ってくれている。

それは当たり前なのだけれど、そのとき俺はその女の子に、この前のことも、

今のことも含めて、何か自分の価値観を肯定されたような感覚を抱いていたんだ。

そして、思い出してしまったんだ。

俺はこのしっかりお礼の言える笑顔が素敵な女の子をあわよくば怒鳴りつけてやろうって思っていたことを。



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