13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/26(月) 19:33:25.72 ID:sKp9/69N0
途端に違和感を覚えた。
形の整ったおにぎり、薫の握ったものだが、これがやたらに冷たい。
まるでずっと外に置いておいたような冷たさだ。
「ん、やっぱ暖房切ると冷めるのも早いなぁ」
「……ごめんね、どうしてもおにぎり、冷めちゃうの……」
「あぁ、あぁ、気にしなくていいよ薫。俺は大丈夫だから。
暖房切っちゃうとどうしてもな。それに、炊きたてから時間が経ってたし、しょうがないさ」
「……」
「さ、早く食っちゃわないともっと冷めちゃうぞ。食べよう食べよう」
「……うん!」
やっぱり薫には、笑顔が一番似合う。
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