9:名無しNIPPER[sage]
2017/06/25(日) 22:39:49.32 ID:mht4CVJf0
「感触を楽しむのは、セーフだから……!」
「んぎゅ………………」
杏奈ちゃんが苦しそうな声を出したので指を離す。するとすぐに甘やかな表情に戻っていった。……私はなんということをしてしまったのか。杏奈ちゃんの眠りを妨げるなど……うう、反省。
しかし、触るのがダメとなると……嗅ぐしか、ない。
「亜利沙さんと違って、保存しようとはしないから……セーフ、だよね?」
「んん……ぐう…………」
沈黙は肯定とみなす、なんてね。
胸の鼓動が早くなるのを感じないではいられない。杏奈ちゃんの無垢な寝顔を前に、邪な気持ちを持つこと自体罪のようなものだから。
だけど、杏奈ちゃんが、杏奈ちゃんが可愛いから……!
「ごめんね、杏奈ちゃん」
顔を近づける。
被っているうさ耳フードを少し剥がして可愛い杏奈ちゃんの素顔に触れそうなくらい近づいて、そしていよいよ鼻先が杏奈ちゃんに届いて――――、
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