187: ◆l2y1Zn.huk
2017/06/27(火) 00:41:37.24 ID:KtEK56sLO
どれだけ走っていただろうか・・・。
一刻? 二刻? それとも、もっと? もーっと・・・?
化け物じみた体力を持つ2人にも、いよいよ限界が訪れた。
前に出し、地面を踏みしめたはずの足が、カクン、と崩れ、重力に負けた。
前のめりに倒れ、今まで慣性で動いていた体は、もうピクリとも動かない。
そんな2人の後ろから迫る、青い影が・・・いや、その影はもう青くはない。
歪んだ笑みを浮かべながら、白雪と桃太郎を見下ろし、・・・
幻惑「愚かなり、白雪姫・・・。あのがらがらどんの弟子と言うから、期待しておれば・・・こうも簡単に、我が術中にはまりおって・・・。」
何と、今まで2人が見ていたのは、幻惑の四天王が見せた幻だったのだ!
幻惑の四天王は白雪にトドメを刺すべく、白雪の、新雪のように白く輝く首に、指を伸ばした・・・。
白雪「>>189」
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