270:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 13:56:02.35 ID:mwOZ0t6Co
真「なんでオラついてんだよ」
「あたしも可愛がれっつってんだよ、ご主人!」
真「いやだよ! そんな脅しで可愛がれねえよ!」
「それじゃ、可愛がってニャ?」
真「思い出したように猫キャラになったな」
伏見「あの子も……救われたのかも……ね」
(…………)
伏見「死神とあの子は繋がってたの? 死神の意思であの子を動かしてたの?」
(いえ。あの方は死神の声が聞こえていませんでした)
伏見「……」
(ですが、その声が聞こえるかのように動いてもいました)
芙蓉「波長があっていたのね」
(はい、そうです。とても恐ろしいくらいに)
真「そんな二人が引かれ合ってたのか……」
(最悪の偶然が重なっていたようですね)
真「……危なかったんだな……。あの子たちも、俺たちも」
「言ったじゃん! やばいって!」
(ギリギリでした……。ですがセーフです。ギリセーフです)
真「ギリセーフ?」
「妹がなんか、変な言葉覚えちゃってるよ」
pipipi
芙蓉「電話ですよ、真様」
真「あ、あぁ……うん」
プツッ
真「も、もしもし」
『もしもし……真君?』
真「ゆ、由美か……」
『今日も帰ってこられないの?』
真「いや、これから帰るよ。事件も無事解決したし」
『そうなんだ……。よかった……ね?』
真「うん……よかった」
「おうおう、イチャついてんじゃねえよ、ご主人」
ゲシゲシ
真「おい、蹴るな」
「にゃ〜ん、にゃ〜ん」
スリスリ
真「何がしたいんだ、葵……」
『琴莉ちゃんも、帰りを待ってるから』
真「うん、わかった」
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