195:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/26(月) 12:40:58.64 ID:iVlOUhKto
―― 家庭科室
「もうアイドル部たちの練習は終わったころかしら」
フミコ「はい、ヒデコからメール来てました」
「それじゃ持って行ってくれる?」
フミコ「分かりました」
「手伝ってくれてありがとう。とても助かったわ」
フミコ「いえ、これくらい」
「お茶請けはこれくらいでいいかしら」
フミコ「そうですね。あまり多すぎてもいけませんから」
「それじゃ、よろしくね」
フミコ「先輩は一緒に行かないんですか?」
先輩「私は他にすることがあるから。……あ、そうそう」
フミコ「?」
先輩「穂乃果さんと真姫さんを理事長室に呼んでくれって頼まれたの忘れてたわ」
フミコ「じゃあ、ついでに伝えておきますね」
先輩「ありがとう、助かるわ。できるだけ急いでもらってね」
フミコ「分かりました。それでは……よいしょっ」
先輩「一人で持てる?」
フミコ「だい……じょうぶです」
先輩「ごめんね、あなた達の分も用意するから、後でここに来てちょうだい」
フミコ「はい。ありがとうございます……でも、もう日が暮れるから……私たちは先に帰ります」
先輩「そうね、早く帰れって先生に言われてるからゆっくりはできないか……残念」
フミコ「どうして、アイドル部だけ残ってるんでしょう?」
先輩「さぁ……わからないわね」
フミコ「おっと……それじゃ、行ってきます」
先輩「行ってらっしゃい。ちゃんとみんなに飲んでもらってね。高級品だから」
フミコ「ふふ、は〜い」
先輩「……必ず」
「飲んでくれないと、困るから」
……
…
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