169:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/26(月) 11:43:24.19 ID:iVlOUhKto
……
…
―― 昼:高坂邸玄関前
パカッ
母「あら、穂乃果宛に手紙……差出人は、小学校の友達だったような?」
母「同窓会のお報せ……にしてはまだ早いわよね」
母「……ピザのチラシが二枚も。……たまにはいいかも」
伏見「こんにちは」
母「あら、刑事さん」
伏見「なにか変わりはありませんか?」
母「えぇ、お陰様で。刑事さんはパトロールですか?」
伏見「そうです。私は車を与えられてないので、歩きながら……免許はあるんですけどね」
母「ふふ、大変ですね。そうだ、冷たい麦茶でもいかがです?」
伏見「いえいえ、そんな」
母「一杯くらいいいじゃないですか。ちょっと待っててくださいね〜」
テッテッテ
伏見「あー……、参ったなぁ……。催促したみたいになってしまった」
pipipi
プツッ
伏見「……はい、伏見です」
『もしもし、俺です』
伏見「どうしたの、真君?」
『すいません、今日中に戻るつもりだったんですけど……』
伏見「どうかしたの?」
『教授につかまってしまって……。戻るの明日になるかもしれません』
伏見「そっかぁ……」
『すいません』
伏見「ううん。今年卒業だからいろいろと忙しいよね」
『そっちの様子はどうですか?』
伏見「昨日、一昨日と……静かなものだね」
母「……どうぞ」
伏見「あ、すいません……」
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