151:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/25(日) 10:22:43.39 ID:Sez8j5keo
―― 夕暮れ時:公園
ことり「ぱ、い、な、つ、ぷ、る」
絵里「はい、じゃんけん」
花陽「ポン」
凛「勝ったにゃ。……ち、よ、こ、れ、い、と。っと」
真姫「じゃーんけん」
にこ「ポン」
真姫「勝ったみゃん。……えっと」
ことり「グーで勝ったらグリコだよ」
真姫「ぐ、り、こ」
海未「一周したら勝ちと言いますが、中々ゴールに近づきませんね……」
穂乃果「もうすぐ日が暮れちゃうね」
希「みんな童心に戻ってるようやな〜」
海未「陽が暮れる前に帰りますよ」
ことり「もうちょっと待って〜」
真姫「まって〜」
海未「……しょうがないですね」
穂乃果「希ちゃんに聞きたいことがあるんだけど、いいかな」
希「うん?」
穂乃果「希ちゃんって、目に見えない力って信じる?」
希「それは……スピリチュアルパワーのこと?」
穂乃果「うーん……そんな感じかなぁ」
希「うちは信じてるよ。人と人を繋げる力とか、人の想いが及ぼす力とか」
穂乃果「希ちゃんらしいね」
希「それがどうかした?」
穂乃果「真姫なんだけど、『視える』体質なのかなって」
希「ん?」
穂乃果「たまにね、ずっと一緒に居る私でも理解できないこと言ったりしてて」
希「……」
穂乃果「昨日、この場所で……真姫は友達とケンカしたって言って……落ち込んでたの」
希「うん……」
穂乃果「あの人形、ルーパちゃんのことでも辻褄が合わないことがあって……」
希「真姫ちゃんは小さいころ、そういう体質だった……のかな?」
穂乃果「昨日、真姫のお母さんにそのこと聞いたけど、そんな言動はなかったって」
希「……」
穂乃果「それって、小さいころの記憶にある友達とは違うと思うから」
希「ふぅむ……だから、『視えている』ってことなんやな」
穂乃果「……うん」
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