真姫「アイリスのはなことば」
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126:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/25(日) 07:10:17.57 ID:Sez8j5keo

『 こんにちは。

  突然の手紙を不審に感じられるでしょうが、
  私の顔に覚えがないようなのでこうして筆を執りました。

  今日は商店街へ行きましたね。
  西木野真姫さんとは目を合わせたのですが、私には気付かなかったようです。

  運がいいですよ。

  9人のお名前、簡単に知ることができました。

  あなた方はスクールアイドルをやっているのですね。

  それでは、また。 』


海未「――!」


穂乃果「多分、うみちゃんが今感じてることを私と絵里ちゃんは感じたんだよ」

海未「『それでは、また』って……」

伏見「もう一度接触してくる意思を表しているね」

海未「い、悪戯の可能性は……」

伏見「低いかな。人を刺した犯人がわざわざ手紙を送ってくること自体が異常だから。
   その異常性は、犯人になにかしらの意図を持ってるのかもしれない」

穂乃果「……」

伏見「だから今、この地域は警戒を強めてるの。高坂さんも同じくらいにね」

海未「こんなことが……っ」

穂乃果「真姫を不安にさせたくないから黙ってた。
    絵里ちゃんと希ちゃんは知ってるけど他のみんなはこの手紙のこと知らない」

海未「……」

穂乃果「みんなには普通に接してほしいから。今日、理事長と話をしてて思ったんだけどね」

海未「……?」

穂乃果「真姫は……居場所が無いって感じてるんじゃないかなって」

海未「居場所……?」

穂乃果「自分がどういう状況に置かれているのか、なにも分からない。
    小さいころから今までの記憶に空白があるから、現在の姿形に理解が追い付いてなくて」

海未「……」

穂乃果「怖くて不安で逃げ出したいけど、それはどこへ行っても同じだから……」


穂乃果「恐怖心だけがまとわりついてくるから」


穂乃果「だから、すぐに遠慮して……えっと、なんだっけ」

海未「それ、絵里と希が辿り着いた答えですね」

穂乃果「う、うん……3人で話してそうなんじゃないかって……。よく分かったね……」

海未「穂乃果には似合わない言葉が出てきたから、そうじゃないかと……」


pipipipi

伏見「おっと……失礼」

プツッ

伏見「はい、伏見です」




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