男「住み込みメイドとな?」 女「なんなりとお申し付けください、ご主人様」
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23:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 21:19:37.98 ID:FQTLRGNNo

男「……澪、紅茶入れるの上手いね」

女「メイドですから」


食後のまったりとしたティータイム
澪のいれてくれた紅茶を飲みながら、休日のまったりとした空間を楽しむ

外からは遊んではしゃいでる子供の声が、部屋からは休日の朝特有のバラエティ番組の音が聞こえる

俺はこういう休みの日の空間が好きだった
特に何をするわけでもなく、休みの日の空気を全身で味わうのが俺の密かな楽しみだったりする

だけど今日はその空間にもう1人、澪がいるのだ
食器を洗い終わり、俺のソファの後ろに控えて姿勢よく立つ彼女に手招きする


男「一緒に飲もうよ」

女「蓮様がそう仰られるのでしたら。 失礼致します」


2人がけのソファーに、横並びで座る
肩が触れ合いそうな距離
手を伸ばせば彼女に触れ、そして抱きしめることも容易だ
そこから唇を奪うことだって容易いだろう
事実部屋には俺たちしかいないのだから、止められることもない

でもそんなことしたいとは欠片も思えなかった

今はただ、彼女といられるこの空間が恋しい
彼女のいれてくれた紅茶を飲んでいたい


男「ほんと……おいしいなぁ」

女「ありがとうございます」


彼女はいつもの無表情のメイドの顔ではなく、一人の女の子の顔で嬉しそうにはにかんだ



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