95:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 20:43:15.16 ID:9TDtueb30
裕子「……」スッ……
ドクンッ、ドクンッ……
裕子(藍子ちゃん……藍子ちゃんが、どうして殺されなきゃならないのか……お願いします、ユッコに、藍子ちゃんが見たものを……)
裕子「……」キィィィン!
――堀裕子は本物のエスパーである。物体に触れることで、それに触れていた人の思いや強い思念を読み取ることが出来るのだ。
藍子『えっと、いまの時間は……間に合いそうっ!』
裕子(藍子ちゃんが走ってる……ここは、旅館の外……?)
藍子『はぁっ、はぁっ……間に合いました! 丁度良いタイミング……』
裕子(藍子ちゃんが、カメラを構えた……構えた先に映っている景色……旅館と、空と……真っ白な……)
藍子『はい、チーズ♪ 今日も1日、頑張ってくださーい』
裕子(藍子ちゃんは、嬉しそうに手を振って……)
裕子「!?」ビクッ!
早苗「……何が見えたの?」
裕子「藍子ちゃんが旅館の近くでカメラを構えて……見えた景色は、旅館と、空と、真っ白な……飛行船」
早苗「旅館と飛行船?」
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