114:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 21:01:41.73 ID:9TDtueb30
楓「……見られたから」
文香「見られた……?」
楓「私が、ベランダであの人を殺して、ナイフで刺したとき……たまたま、見つけたんです」
藍子『早く戻らないと……!』
楓「カメラを手に持って、走っていった藍子ちゃんの姿……藍子ちゃんのカメラに、私があの人を殺している姿を撮られて……」
楓「だから智絵里ちゃんがいなくなったとき、みんなで探しに外に出たとき、藍子ちゃんを殺して、カメラも……一度Pさんを刺したから、もういいかなって思って」
裕子「……違うんです、楓さん」
楓「違う?」
裕子「藍子ちゃんは……楓さんとプロデューサーを写真に撮ったわけじゃないんです。旅館と……飛行船を撮りに来ていたんです」
刑事「旅館と飛行船? 飛行船……広告のヤツですか」
裕子「最初に旅館にきたとき、プロデューサーたちがベランダから飛行船を見てたみたいなんです。そうですよね、智絵里ちゃん?」
智絵里「う、うん……」
裕子「ただ、藍子ちゃんは偶然見逃して……残念そうにしていました。後で早苗さんと一緒に、サンビーチの喫茶店の人に聞いたんですけど」
裕子「藍子ちゃんは、ユッコと智絵里ちゃんが水上アスレチックで遊んでいる間に、店員に飛行船が飛んでくる時間を聞いて……14時頃に1人で旅館に戻っていったんです」
裕子「あの飛行船、午後は14時と16時に飛んでるみたいなんです。14時は楓さんがプロデューサーを殺した時間……」
裕子「旅館と飛行船を一緒に撮ったのは……多分、みんなで泊まっている旅館と一緒に、思い出に残したかったからだと思います」
楓「そんな……」
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