113:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 21:01:09.97 ID:9TDtueb30
楓「ええ、丁度良かったんです。昨日あの人が身につけていたネクタイが、私がプレゼントしたものだったなんて……最後まで、私の手で殺すことが出来たんですから」
裕子「……どうして、プロデューサーを殺したんですか」
楓「知ってました? ユッコちゃんも、文香ちゃんも、智絵里ちゃんも……あの人、再来月には私たちのプロデューサーじゃなくなるんですよ。海外に行って別のお仕事をするってお話しで」
智絵里「え……?」
文香「……知りませんでした」
楓「私は……あの人のことが、ずっと好きで……初めてのお仕事から、ずっと……今まで……」
楓「あの人は私がお仕事で成功すると喜んでくれる、一緒に笑ってくれる……だから、私はずっと頑張ってきました。あの人の傍で……ちょっと嫌なお仕事でも、あの人のためならって」
楓「だけど、突然私の担当から外れることになったって言うんです。俺がいなくなっても楓さんなら大丈夫ですって……おかしいですよね、私……あの人のためにずっと頑張ってきたのに」
楓「私は、Pさんとずっと一緒にいたかった。一緒だから、ずっと仕事だって頑張れた……いなくなってほしくなかった」
早苗「だから、最近の楓ちゃんの仕事は……」
楓「失敗したり、サボっちゃえば、あの人も私のことを心配して……まだ一緒にいてくれるかと思って」
楓「だけど、あの人は私を見捨てようとして……あの人のために、ずっと頑張ってきたのに……だから、私は……」
智絵里「……藍子ちゃんは」
裕子「智絵里ちゃん……」
智絵里「藍子ちゃんは、どうして殺したんですか……! 藍子ちゃん、何も、悪いことなんて、してないのに……」
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