94:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:12:30.66 ID:smyUCZOA0
千歌「……」
歌詞ノートを取り出してみる。
相変わらず、表紙にAqoursの文字はなかった。
裏表紙には、失くさないようにと私の名前が書いてあるだけだった。
けれど1枚ページをめくると、数曲分の歌詞が書いてあるのだった。
千歌「ここの私は、スクールアイドル、やってるんだね……」
少なくとも、今の私はスクールアイドルだった。
ちょっとは、近づけたのかな。
あの夏の日に、少しは戻れたのかな。
このままメンバーを増やせば、戻れるのかな。
「梨子ちゃん」の言葉が胸に残っている。
―――『私を――、私にAqoursの話をしたときの気持ちを、思い出してね。』
そうだよ、私はAqoursが大好きなんだ。
いつも元気で、たまにやりすぎちゃうような日々を過ごしたAqoursが大好きなんだ。
だから。
千歌「一緒にいたいのは、私も同じなんだよ、曜ちゃん」
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