73:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:55:49.27 ID:smyUCZOA0
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梨子「1,2,3,4,1,2,3,4……」
体育館で、カウントに合わせてステップを踏む。
体育館には、硬めのマットを敷いた練習のしやすそうなスペースがあった。
私には見覚えのない場所だった。
学校も、変なままだった。
梨子「す、すごい千歌ちゃん! もう踊りを考えてたの?」
千歌「え、えっと……」
梨子ちゃんが見せてきた曲は、既に知っているものだった。
踊りも覚えている。
梨子「でも何だろう。少し違和感がある、かな」
梨子ちゃんが首をひねりながら動画を確認している。
違和感の正体はわかっていた。
この振り付けは、3人向けだから。
私と梨子ちゃんと、そして曜ちゃんと踊った曲だから。
浦女のスクールアイドルは、今は私と梨子ちゃんの2人だけのようだった。
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