53:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:42:58.96 ID:smyUCZOA0
千歌「はあ……」
千歌「曜ちゃん、やっぱり怒ってるかな……」
曜ちゃんの、あの反応。
お父さんは、ここではフェリーの船長じゃないのかな。毎晩、家に帰ってくるのかな。
曜ちゃんは、そんなお父さんと楽しく、幸せに暮らしているのかな。
ピロンと音を立てて、携帯が鳴った。
千歌「あ、メール……よ、曜ちゃんからだ!」
慌てて開いてみると、真っ白な件名の下に、短い本文が書いてあった。
『千歌ちゃん 今日は叩いちゃってごめん。痛かったよね。でも、やっぱり心配だよ。詳しい話、いつか、いつかでいいから、絶対聞かせてね』
千歌「曜、ちゃん……」
千歌「やっぱり、曜ちゃんは、すごいや……」
じわりと潤む目を指で拭って、ポチポチと返信を打った。
『曜ちゃん 私こそごめん。……うん、絶対。絶対話すから、待っててね』
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