42:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:35:08.97 ID:smyUCZOA0
曜ちゃんのお父さん。普段はあまり会えないが、会うたびによくしてもらっていた。
千歌「お父さん、帰って来てるんだ……」
曜「え、そりゃ夜になったら帰ってくるよ」
千歌「え? 曜ちゃんのお父さん、フェリーの船長で……」
曜「へ?」
千歌「だ、だって曜ちゃん、あんまり会えなくて、少しだけ寂しいって、お父さんあんまり家にいないって、言って――」
曜「……何、それ」
しまった、と思った時にはもう遅かった。これも「違った」んだ。
曜ちゃんの声は、今まで聞いたことがないほど、低く、冷たかった。
曜「何それ、千歌ちゃん」
千歌「あ、あの、違うの。その、千歌、知らなくて」
曜「知らないって、何」
千歌「ご、ごめん、曜ちゃん。ごめ――」
バシンと、頬に衝撃が走った。
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