242:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 04:01:52.04 ID:smyUCZOA0
◇―――――◇
見慣れた部室の中、私のそばには8人が座っている。
紙を丸めたり、糊をつけたり、紙に何かを書いていたり。
善子「それにしても、ランタンの材料が余ってて助かったわね」
花丸「うん、本当ずら!」
ルビィ「このランタンに手紙を書いて海に流すんだよね! うわあ……! 綺麗だろうなあ……!」
鞠莉「シャイニーな日になりそうね。小原家も全面バックアップするわ! ……あ、私たちも船に乗るとか、いいんじゃない?」
梨子「そんな適当な……」
くすくすと、笑い声が響く。
その「適当」な案が採用されたことを、私は知っている。
それでもやっぱり、この時のことは覚えていなかった。
痛いほどの既視感だけが、頭をガンガン殴りつけていた。
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