156:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:58:04.81 ID:smyUCZOA0
千歌「ダイヤさんは、だからもう踊らないんですか?」
ダイヤ「……わたくしは」
小さな声で言った後、ダイヤさんはずいぶんの間、黙り込んでいた。
ダイヤ「……待っているのかもしれませんわね」
何をとも、誰をとも、言わなかった。
きっと、果南ちゃんだけじゃなくて、2人を待っているのだろう。
ここでも、果南ちゃんと鞠莉さんの間に何かがあって、ダイヤさんは2人を待っているのだろう。
物憂げなダイヤさんの瞳を見ながら、そう思った。
ダイヤ「ああ、でも、今はおバカな後輩の世話で手一杯ですわね」
千歌「え、それって千歌のこと!? ひどい!」
ダイヤ「……ふふっ」
くすくすとダイヤさんが笑う。
私がよく知るダイヤさんの優しい笑顔だった。
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