139:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:47:58.06 ID:smyUCZOA0
◇―――――◇
週明け、5月13日。
千歌「やっぱり、おかしいよ。あの反応、絶対何かあるもん」
私はぶつぶつ呟きながら校内を歩いていた。
千歌「ダイヤさんも果南ちゃんも頑固だからなあ……」
あの後、様子のおかしい2人に詳しく事情を聞こうとしても、「何でもない」の1点張りだった。
詳しく話す気はなさそうだ。
それならと、たまたま練習が休みなのをいいことに、理事長室に向かっていた。
思い返せば鞠莉さんは元の世界でもいろいろ助けてくれた。
今回も、何か教えてくれるかもしれない。
何も変わっていなければ、の話だけれど。
千歌「鞠莉さん、いるかな」
コンコンと理事長室のドアをノックする。
「はーい」
中から鞠莉さんの声が聞こえてくる。
少し懐かしく思いながら、ドアを開ける。
ああ、そうだ。私たち、初対面かも。
千歌「失礼します! 2年の高海千歌です!」
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