103:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:18:30.71 ID:smyUCZOA0
―――
話し終わったとき、既に辺りは真っ暗だった。
下校時間を告げるチャイムが虚しく響く。
曜「……」
曜ちゃんは何も言わなかった。
千歌「……曜ちゃん、あのね」
曜「千歌ちゃん、ごめん。今整理してる」
曜「千歌ちゃんは、別の未来から来た千歌ちゃん。だから、今までの記憶は、今までの、記憶は――」
次第に曜ちゃんの声が震えていく。
千歌「……」
曜「それで、それでっ! 千歌ちゃんのいた未来では、私のパパはフェリーの船長で、あんまり、帰ってこれなくて……」
千歌「……信じて、ほしいな」
曜「無理、だよ……。いきなりそんな話……。だって、そんなの――」
曜「……」
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