55: ◆abNixJDlCk[saga]
2017/06/21(水) 22:57:07.15 ID:LyP9doU10
「コイツでトドメだ、ウィッカーマン!」
「ぐ……!」
巨人の一撃をモロに食らったサーヴァントが、その身を光の粒に変えていく。
「は、未練なく消えろ消えろ。聖剣攻略はこっちでやってやるからよ。」
「……信頼していただけるのは嬉しいのですが、私に防げるのでしょうか。
その、音に聞こえたアーサー王の聖剣が。私には過ぎた役割のようで、指が震えています。」
「そこは根性で乗り切るしかねぇわな。だが、オレの見立てじゃ相性は抜群だ。
嬢ちゃん自身が折れなきゃ、負けることはねぇだろうよ。
嬢ちゃんが負ければ、後ろのマスターは一瞬で蒸発するんだ。
聖剣に勝つなんて考えねぇで、アンタはアンタのマスターを護ることだけを考えてな。
そういうの、得意だろ?
まぁ、セイバーを仕留めるのはオレかそっちのライダーに任せて、やりたい事をやれってこった。」
「……はい、そのアドバイスは、大変力になるようです。」
キャスターの話に、マシュの表情がやわらぐ。
さて、戦闘も一旦落ち着いたし、俺はこっちに話をしとくか。
「おいそっちのマスター……立香だったか?
お前は他のサーヴァントを召喚しねぇのか?」
「え?でも、今はマシュが居るし……」
「それは関係無いだろ? せっかく魔力には余裕があるんだ、もう一体くらいは召喚しておいても良いと思うぜ。」
「んー……そう言うなら考えてみるよ。」
99Res/54.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20