33: ◆abNixJDlCk[saga]
2017/06/19(月) 22:58:16.07 ID:laXwTx8c0
しばらくマスターを乗せて街を駆ける。
道中スケルトンに遭遇したが、放たれた矢は斬り払い、それ以外はラクシュが轢き潰す。
特に面白みのない道中だが………
「……誰とも会わないね。」
という訳だ。
未だに生存者には会えていない。
いや、人っぽいのと言うか、真っ黒なサーヴァントっぽいのは居たんだが、明らかに正気を保ってなかったし、スケルトンと同じように轢き潰した。
………令呪から補給されて、ラクシュを呼んだ余りの魔力があるな……まぁスキル一回程度なら使えるか。
マスターをラクシュから降ろし、俺も降りる。
ラクシュには周囲の警戒を命じて、その場に座り込む。
「ライダー、何するの?」
「ちっと祈りを捧げるから、少し黙ってろ。」
それだけ言って、目を閉じ、祈りを捧げる。
すると、目の前に羊が現れ、歩き始めた。
「よし、この牝羊の後を追うぞ。」
「え? えぇ?」
マスターは困惑しているが、この牝羊は俺たちを正確に導いてくれるはずだ。
羊の後を追って、歩き始める。
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