32: ◆abNixJDlCk[saga]
2017/06/19(月) 22:44:30.26 ID:laXwTx8c0
「う……まぁ、そうだよね…でも、ここを脱出するまでは協力してね?」
「俺もこんなすぐに消滅はしたくねぇ、そこは了承しておくさ。」
とは言ったものの、こっからどうするかね?
「一先ず、仲間を探そうと思う、ライダーなら騎乗するものが何かあるよね? 馬とか、戦車とか」
「まぁ確かに愛馬は居るが、生憎宝具でな、魔力が足りねぇ。」
「それじゃあ令呪を切ろうか、今は合流が一番大切だし。
というわけで、令呪をもって命ずる『移動が出来る宝具を使用して』」
ほう、ここで参画しか無い令呪を切ってくるか
こういう思い切りの良さは嫌いじゃねぇな……魔力の問題さえ無ければしばらく組んでても良いんだが
「んじゃ、宝具開帳ってな こい、【ラクシュ】!」
俺の声に反応するように目の前の空間がゆらぎ、そこから巨大な体躯の馬が現れる。
ラクシュ、生前の俺の本気に、唯一付いてこられた自慢の馬だ。
コイツの背中に飛び乗り、マスターに手を差し出す。
「おら、乗りな。 その背じゃ乗るのも大変だろうが。」
俺の手を掴んだマスターを引っ張り上げ、懐に抱え込むようにラクシュの背に乗せる。
さて、お仲間とやらはすぐに見つかってくれるのかね?
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