本田未央「Re:サンセットノスタルジー」
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5: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 19:52:17.29 ID:5UUNa7QZ0


 ポスター同様の満面な笑みを浮かべていたけど、今は髪の毛をお団子に結んでいる。

 みうみうは一人ではなかった。同じポスターに映った眼鏡の少女が並んでいた。


「お、出たなニューウェーブ!」

「そっちこそ、ニュージェネレーション!」 

 笑いながら言いあったのは土屋亜子ことつっちー。

 ニューウェーブというアイドルユニットをメインで活動している子だった。ユニット名がニュージェネと似ているから、会うたびに互いにからかい合ったりしていた。

 私はポスターに目を向ける。


「うまくいってるらしいね『ブエナ・スエルテ』」


 それはみうみうとつっちー、それに喜多日菜子こと日菜子ちんの三人で最近組んだユニットだった。

 評判は上々のようで、この春からラジオの看板番組も始まったと聞いていた。

 みうみうがぶいっとピースサインを作る。


「えへへ、そうなんだー。さっき収録があったんだけど、たくさんおハガキ貰ってさ。もー嬉しくて!」

「『ハラハラして耳が離せません』って言うのは、喜んでええのかな?」


 苦笑しているつっちーに私は頷く。


「いいのいいの。どんなことだろうとファンの心さえ掴めればね」


 ともかく、聞いてみようと思わせるのが大事なのだ。

 その点、みうみうと日菜子ちんのペアはこう、刺激的だ。

 二人は良くも悪くも突っ走ってしまう性質の子だから。

 ラジオで暴走する姿が目に、もとい耳に容易く浮かんだ。







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