236: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/08/12(土) 17:25:23.49 ID:J7Obj3h10
チカ「!? 何言ってんのさ!? どうしてあなたが!!」
千歌「だって、このメンバーで一番強いのは私でしょ?」
チカ「そうじゃない! どうして“千歌”がいく必要があるの!? 私でいいじゃない、私が適任でしょ!!」
千歌「どうして、そう思うの?」
チカ「……そんなの」
千歌「どーせ、刺し違えてでも勝つつもりなんでしょ? って言うか、そもそも生きて帰る気ゼロみたいだし」ヤレヤレ
チカ「だったら…だったら何だって言うのさ! 私は…生きていちゃいけない人間なんだよ!」
千歌「…どうして?」
チカ「だって……だって私は、あの時たくさんの人を殺してしまった! 操られていたなんて言い訳出来ない!! 私は…みんなを……病院にいた罪のない人を……殺したんだよ!!」
チカ「どこかでその償いはしないと……ダメなんだよ!!」
千歌「……そういう理由なら、尚更行かせられないな」
チカ「どうして!?」
千歌「ここであなたに死なれたらさ、私が連れ戻した意味が無くなっちゃうじゃん?」
千歌「私は罪を償わせる為に連れ戻したわけじゃない。ここにいる曜ちゃんやみんなの為に連れ戻したんだ」
千歌「ここに私の…“高坂 千歌”の居場所は無い。みんなにはあなたが必要なんだよ」
チカ「…でも」
千歌「それでも罰を受けなきゃ気が済まないって言うなら、私が代わりに与えるよ」
チカ「?」
千歌「あなたはこれからの人生の全てをかけて、殺めてしまった人々の何十倍の人を笑顔に、そして幸せにするの」
チカ「みんなを…笑顔にする……?」
千歌「途中でやめる事は絶対に許さない。もし、やめたら……今度は死よりも苦しい罰を与えてやるから覚悟して」
チカ「……はは、それは遠慮したいな」
千歌「――うん、分かった。約束するよ」
高坂「よろしい♪ 頑張ってね、千歌」ニコッ
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