20: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/06/18(日) 01:04:20.02 ID:eX5gz9H+0
鞠莉「そ・れ・よ・り、今は二人なんだから堅苦しい言葉遣いは無しよ! 執事モードはOFFにしてくださーい」
執事「……分かったよ、鞠莉ちゃん」
鞠莉「そうそう♪」
この執事は鞠莉と付き合いが長い
自室や二人きりでいるときはタメ口で会話するようにしているのだ。
最初は抵抗があったようだが、今では随分砕けた口調で会話が出来るようになっている。
執事「…鞠莉ちゃんが前からお願いしていた、地下シェルターの備品の最終チェックが終わったよ。内浦市の人々全員が一か月暮らしていけるだけの備蓄は用意出来た」
鞠莉「そう、ギリギリ間に合ったのね」ホッ
執事「転送機能がちゃんと使えれば、町民全員を安全に避難させる事が出来ると思う。内浦には何人配置するの?」
鞠莉「曜と鹿角姉妹に任せる事になっているわ。残りのメンバーは沼津市や静岡市に行ってもらう予定よ」
執事「……私も一緒に戦っちゃダメ?」
鞠莉「それは前にも言ったでしょ? あなたには避難してきた町民を守ってもらう」
執事「でも……私の使命はお嬢様を、鞠莉ちゃんを守る事だよ」
鞠莉「そうね、確かに貴方が一緒ならとても心強いわね」
執事「だったら!」
鞠莉「でもダメ」
執事「……っ」
鞠莉「私達が思いっきり暴れられる為にも、あなたには後ろでみんなを守って欲しいの」
鞠莉「これは信頼できるあなたにしか任せられない事、分かって頂戴」
執事「……はい」
鞠莉「よろしい♪ あーあ、何だかお腹すいたわね〜」
執事「ふふ、これから用意するからちょっと待ってて」
鞠莉「お願いするわ」ニコッ
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