千歌「カタストロフィ…か」
1- 20
19: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/06/18(日) 01:02:49.54 ID:eX5gz9H+0


〜沼津市 某マンション GANTZの部屋〜


すっかり日が落ち、家の明かりがぽつぽつと目立ち始める。

鞠莉はガンツが置かれたマンションの一室からこの風景を眺めていた。


部屋に置かれたノートパソコンのモニター画面は複数のタブで埋め尽くされ
中央にはロック解除までのタイムリミットが表示されていた。

時刻は18時30分

日付が変わるまで後5時間半といったところだ


機能が解放されたタイミングで装置のアップデートを行う必要がある

なので一足先に部屋で待機しているのだ。



鞠莉「……みんな、これから夕食の時間かしらね」



カタストロフィに一体どんな事が起きるのか、全く想像が出来ない。

ただ、この当たり前の日常が崩れ去るであろう事は間違い無かった。

今日が最後の晩餐になるとは、全人類のほとんどが想像もしていないだろう。



執事「……お嬢様」

鞠莉「あら? あなたも来ていたの」

執事「日付が変わるまで5時間以上ございます。それまで、ご家族で過ごされてはいかかでしょうか?」

鞠莉「……いいえ、戻らないわ」

執事「……かしこまりました」



何故帰らないのか

執事には想像も出来なかったが、鞠莉本人が帰らないと言っているのだ

素直に従うしかない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
263Res/244.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice