29:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 00:24:49.11 ID:mk939Gpx0
「次は西宮か。おい植野、西宮に今どこを読んでいるのか教えてやれ。」
担任の竹内から指示が入り
先ほど石田を心配そうに見つめていた植野という少女が
硝子にどこを読むのか教えることになった。
だがその指示を聞いた植野は思わず不機嫌そうな顔で硝子を睨みつけた。
「チッ…またですか…いい加減にしてよ…」
それは小声だが耳の聞こえない硝子以外のクラス全員はハッキリとそれを聞き取れた。
それから植野がこのページを読めと硝子に指示を促すのだが…
「あ…う…あ…が…」
当然のことだが硝子は耳が聞こえない。
そのせいで声は出せてもどんな発声で行えばいいのかまるで理解出来ていない。
だからこんな呂律が狂った言葉になってしまうのだが…
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