157:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 22:28:47.39 ID:3ai9I0vk0
「ところで杉下さん、5年前の岐阜県大垣市での事件を覚えていますか。」
「あの事件ですか。覚えていますとも…」
5年前、水門小学校で起きた
西宮硝子のイジメ問題により児童たちの殺人未遂まで発展したあの事件。
その後の顛末は以下のモノだった。
担任の竹内は一連の騒動が原因で退職へと追い込まれた。
硝子の補聴器損害を黙認していたことと自らもまたそれを破損させた行い。
さらに児童たちが起こした殺人未遂の責任を取らされての処分だ。
6年2組の児童たちは14歳以下の未成年であったためどうにか逮捕は免れた。
それでも子供たちは各家庭で容赦ない叱責を浴びせられた。
そして硝子の補聴器の損害金170万円についてだが…
当初のようにやはり石田が主犯であるという事実に変わりはない。
そのため石田一家が100万円を負担。
残り70万円を他の児童たちの親と竹内が折半という形で支払うことになった。
その際、植野に関しては八重子が負傷させたこともありその支払いは相殺。
当初はこの支払いに渋った様子を見せる家庭もあったが
自分たちの子供が
殺人未遂を行ったこともありどこの家庭も大人しく損害金の支払いに応じた。
ちなみに右京たちが出向いた西宮八重子の夫が犯した宗教詐欺についてだが
八重子の供述通りであったため、夫の証言が嘘であることが判明した。
それにより夫と義両親にはさらに偽証罪が課せられることになった。
まさに因果応報の報いとでも言うべきだろうか。
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