右京「聲の形?」
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12:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 23:33:20.21 ID:coAf0aU90


「御厚意に感謝します。」


「いえ…ただ…乾かしたらすぐに出て行ってもらえますか…」


「それはわかっています。ですが出来ればこうなった事情を説明頂けますか。」


西宮家に招かれた右京と神戸、それにもう一人。

ようやく名前がわかったが石田将也という少年はこの家のリビングに寛いでいた。

祖母が用意してくれた自家製のしそジュースを頂きながら

先ほど結絃が叫んでいたことの経緯を尋ねてみた。


「わかりました…実は…」


それから祖母は険しい顔をしながら事の詳細を説明してくれた。

発端となったのは今から数ヶ月前のこと。

西宮硝子が石田の通う水門小学校に転校してきたことがすべての始まりだ。

女子の転校生ということで当初クラスのみんなから硝子は歓迎されていた。

周りも硝子が聴覚障害を患っていても支えてあげて

当初は硝子もクラスのみんなと仲良く接することができていた。

だが…ある時を境にして何かが変わった。





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