高垣楓「なんでもない特別な日」
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 03:20:31.89 ID:8j/lUozC0

 食事を終えると、あとは部屋に帰るだけだ。みんなと別れた帰り道、ふと空を見上げると、月がとても綺麗に見えた。そう言えば、空が綺麗だったから、今日は朝早くから出ていたんだった。思い出すと、急に眠くなってくる。家に帰ったら、すぐにお風呂に入って寝ようと決める。

 お風呂に入って、ゆっくりと身体を伸ばす。また温泉に行きたいな、仕事でもいいけれど、仕事以外でも……そんなことを思いながら、ふぅと息を吐き出して、今日一日のことを思い出す。

 ……今日も、楽しかった。とても、とても素敵な一日だった。

 何かイベントがあったわけじゃないし、いつも通りの一日だった。なんでもない一日だった。

 でも、この一日は、とても特別で……とても幸せだと感じる。

 ……願わくは、このなんでもない特別な日が、明日も明後日も続きますように。

 いつものように、そう思った。






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