4:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:23:48.51 ID:QGJWhS0A0
ロコ「ロコの顔に何かついてます?」
ほっぺたに緑の絵の具が付いてるがそこはスルー。かわいいので。
P「何で創作活動をするのかなって」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:24:31.25 ID:QGJWhS0A0
ロコ「例えばプロデューサーが何でブレスをするのか? って聞かれたらなんて答えます?」
P「息のことか? うーん……当たり前というか……しないと死ぬだろうし」
ロコ「ロコがアートが創り続けるのもそんなセンシティブです」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:26:45.04 ID:QGJWhS0A0
ロコ「あとは……自己表現のためですかね」
P「自己表現?」
ロコ「イエスです。プロデューサーもグラッドとかサッドとか……」
7:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:28:48.47 ID:QGJWhS0A0
ロコのアートをのぞきこんでみる。真面目に話してくれたロコには申し訳ないが,様々な色の絵の具で画用紙に書き殴ったようにしかみえない。
うーんと首を捻っていると,ロコが思いがけない言葉を言ってきた。
ロコ「大丈夫です。ロコの気持ちが全部理解できなくても……。そもそもロコも一生懸命あれがいいかな……これでいいかな……って考えながらちょっとずつ進んでいるのです。それを一目見ただけで分かる!て言われちゃうと,ちょっと違うかなって」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:30:00.58 ID:QGJWhS0A0
ロコが驚いたように顔をこちらに向ける。
変なこと言ったか?
ロコ「それは……それはとってもうれしいです!ベリーベリーグラッドです! プロデューサーはそこまでしてくれるんですね」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:31:08.66 ID:QGJWhS0A0
ロコ「プロデューサーがプロデューサーでよかったぁ……」
P「そんな大げさな……俺はアートの技術を教えたりできないからさ」
ロコ「ロコはプロデューサーにアートのスキルを教えてほしいわけではないんです」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:32:37.18 ID:QGJWhS0A0
ロコ「ロコは多くのアートをクリエイトしてますが,ロコ自身もアートとしてアイドル活動に取り組んでいます。アイドルとしての得た経験がロコのブラッドになりミートとなるのです」
P「……俺はロコにそんな体験をさせてあげられてるか?」
ロコ「オフコースです!アイドル活動に取り組むからこそロコのアートがより進化し,アートが進化するからこそロコのパーフォーマンスもアップします。相乗効果ってヤツです」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:33:37.68 ID:QGJWhS0A0
ある。
小学生のときの記憶。
多分,思い出したくなくて封印した記憶。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:34:36.53 ID:QGJWhS0A0
ロコ「その顔は……あったんですね?」
P「かもな。忘れちまったけど」
P「なあロコ,自分より絶望的に創作がうまい人の作品をみたことがあるか?」
13:名無しNIPPER[saga]
2017/06/13(火) 14:35:51.19 ID:QGJWhS0A0
ロコ「ありますよ」
……えっ?
ロコ「ロコよりずっとずっと上手い人たちのアートを見たことは何回もあります。でも……そのとき絶望したとしても,気付いたら筆をとっていました。とにかくクリエイトが誰よりも好きなんです。ロコは……この道を進んでいくしかないんです」
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