27: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 22:41:04.93 ID:GTk52CSjo
ガチャリとドアが開く音が聞こえた。
階段状になっている舞台の段の部分に腰掛けていた彼女は、それを待っていたかのように、ゆっくりとその方向を向いた。
「プロデューサー。」
「ここに居たんですね。」
「もしかして、探させちゃったかしら?」
「・・・いえ、きっとここにいるだろうと思っていました。」
彼女にとってその返事はある意味予感していた言葉だった。
やっぱり見透かされていたのね、なんて言葉は口にはしなかった。
彼はそのまま袖の階段を上がり、彼女の座っている段のすぐ隣の段差に腰を下ろした。
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