30:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 22:21:54.57 ID:WhiCH+lDO
剣士「どこで何を間違ったんだ…。決して恥じない生き方をしてきたつもりだったのに…」
剣士「愛した人を守れなかったばかりか…見ず知らずの人間たちの恨みを買い、デタラメに剣を振って誤魔化した。独りよがりもいいとこだ!」プイッ
剣士「俺と彼女が築き上げた平穏は…まるで無駄でしかなかったのか?」ガクガク
女騎士「思い悩むくらいならやめてしまえばいいじゃありませんか」
剣士「なに…?」
女騎士「私ではいけませんか?」
剣士「な、なんだって?」
女騎士「今の剣士殿では再会しようにも後ろめたく感じるでしょう?」
女騎士「おそらく彼女も…今の剣士殿は受け入れられません」
剣士「ま、まだそうと決まった訳じゃ…」
女騎士「ですが」ズイッ
剣士「……!?」タジッ
女騎士「私は…私ならどんなあなたも愛せます。一途に、迷うことなく、欲深なほどに」ジーッ
剣士「め、面と向かって言われると、その……困る」ポリポリ
女騎士「どうして困るのですか?」
剣士「…俺が愛せる女性は一人だけだ」
女騎士「なら彼女でなく私を愛せばいい」
剣士「そんな事出来る訳がないだろう…」
女騎士「お願いです。愛して」ギュッ
剣士「や、やめろ…彼女が見ているかもしれないんだろ?」オロオロ
女騎士「この牢獄で私と一緒になりましょう。永遠に」スッ
剣士「よせ…!何をするんだ!?」アセアセ
女騎士「誓いの口付けを」スーッ
剣士「いい加減にしてくれ!」ドンッ
女騎士「キャッ!」ドタッ
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