1:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 01:38:23.31 ID:+8h1OILt0
────
すたすたすた
「あっ、勇者様!」「本当、勇者様よ!」
「素敵!」「かっこいい……」
勇者「……」
勇者「(……つまらん)」
勇者「(確かに、俺は女が好きだ)」
勇者「(勇者という立場はもとより、女受けする甘いマスクもあり、女を選ぶことに不自由はない)」
勇者「(……だが、それではつまらない。つまらなすぎる)」
勇者「(自分の力でものにするのが、燃えるというのに)」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 01:55:49.63 ID:+8h1OILt0
勇者「(よさそうだと思った女も、媚びればすぐに堕ちる)」
勇者「(つまらない。どこかに、いい女はいないのか──)」
3:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 02:06:36.37 ID:+8h1OILt0
────
4:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 02:20:27.11 ID:+8h1OILt0
村長「しかも、性質の悪いことにですな……」
勇者「?」
5:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 03:27:50.93 ID:+8h1OILt0
村長「ええ。ですから是非とも、魔王を……勇者様?」
勇者「……なるほど」
6:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 03:29:05.52 ID:+8h1OILt0
ゆっくり書きます
寝るので続きはまた後で おやすみなさい
7:名無しNIPPER[sage]
2017/06/11(日) 04:41:43.91 ID:/2gaUJxYO
つまらんのは毎度毎度♂勇者と♀魔王というワンパターンSS
8:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 10:16:32.29 ID:+8h1OILt0
──不可侵ライン
勇者「ここが不可侵領域の端……」
9:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 10:27:19.25 ID:+8h1OILt0
勇者「はぁっ──!」
魔物「グオォォ……」
10:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 10:35:51.90 ID:+8h1OILt0
勇者「……ところで」
勇者「そこの草陰に隠れているのは、誰だ」
11:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 10:46:33.30 ID:+8h1OILt0
────
12:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 10:54:34.79 ID:+8h1OILt0
勇者「(しかし、ここまで消耗戦を仕掛けられていたせいで、体力が少し厳しい)」
勇者「(やはり無用な戦いは避けて……?)」
13:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 11:09:24.75 ID:+8h1OILt0
────
14:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 11:16:14.01 ID:+8h1OILt0
勇者「っ、武器は……!?」
魔王「おっと、今はこちらに戦う意思はないんだ。ただ、話だけ聞いてもらいたい」
15:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 11:23:39.05 ID:+8h1OILt0
魔王「それで、ここは私の城。この部屋はその一室なんだけど」
魔王「歴代の勇者には、いつもここで私の話を聞いてもらっていた。まぁ、ほとんどが徒労に終わってしまうんだが」
16:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 11:34:04.65 ID:+8h1OILt0
魔王「ふぅ……君は、冷静に物事を考えられるみたいでひとまず安心したよ」
魔王「私は、無用な争いはあまり好まないから」
17:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 11:46:16.18 ID:+8h1OILt0
勇者「人間は魔族を退治するが、魔族も人を[ピーーー]だろう」
魔王「うん、確かにそうだ。肉を食らうことで生きる魔族だっている」
18:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 11:53:03.77 ID:+8h1OILt0
魔王「ま、そんなわけで、理性を持つ魔族(わたしたち)は、自分たちの管理は自分たちでしようと決めたのさ」
魔王「さっき言ってくれた通り、監督不行き届きもまだあるけれど」
19:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 12:00:12.66 ID:+8h1OILt0
がちゃり
「お茶とお菓子、廊下に用意していますよー」
20:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 12:03:35.97 ID:+8h1OILt0
勇者「……別に、そのままでもいいんじゃないのか。可愛いし」
スラ娘「か、かわっ」ぽっ
21:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 12:13:42.05 ID:+8h1OILt0
勇者「(それから、紅茶とクッキーやケーキなどを用意された俺は、魔王とスライム娘の話に暫し付き合った)」
勇者「(何らおかしいところはなく、紅茶も洋菓子も、人間が用意するそれそのものだった)」
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