21:名無しNIPPER
2017/06/11(日) 12:13:42.05 ID:+8h1OILt0
勇者「(それから、紅茶とクッキーやケーキなどを用意された俺は、魔王とスライム娘の話に暫し付き合った)」
勇者「(何らおかしいところはなく、紅茶も洋菓子も、人間が用意するそれそのものだった)」
勇者「(どこから用意したものかは分からないが……時間はゆったりと流れた)」
勇者「(魔王はとても理知的で、話の幅も広かった)」
勇者「(そして、知性も非常に磨き上げられている)」
勇者「(まさかこれが、一夜明ければ剣を交える相手だとは思えないほどには)」
勇者「(スライム娘の方は、警戒心が強く、常に俺の方を意識していた)」
勇者「(……よく考えたら魔王、この子を囮にして俺を捕縛したのか)」
勇者「(見たところ、可愛い娘に変化する以外はただのか弱いスライムだ)」
勇者「(それだけ、自分の力に自信があるのか、それとも)」
勇者「(先の魔王の話に、妙な信頼感が生まれ始めていた)」
勇者「(そして、翌日の朝)」
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