61: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:29:25.31 ID:J/H7nJkR0
「いやー、よくやったなあフジミヤ」
「そう……かな?」
62: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:30:00.20 ID:J/H7nJkR0
素直に、コクリと頷きます
「そっかー、羨ましいねえ」
63: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:30:49.80 ID:J/H7nJkR0
僕らの飲み会は、3次会まで続きました
僕が同期だけで飲みに行ったのは、初めてのことでした
64: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:31:31.11 ID:J/H7nJkR0
どうして妻は、僕に一度たりとも腹を立てなかったのでしょう
どうして僕は、妻の愛を愛であると信じて疑わなかったのでしょう
65: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:33:12.86 ID:J/H7nJkR0
「やあ、よく来たね」
「お邪魔します」
66: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:35:01.93 ID:J/H7nJkR0
「彼女は、カスミさんのことを姉だといっていました」
息を吸って、吐き出します
67: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:35:31.85 ID:J/H7nJkR0
僕は、どうしたいのでしょう
カスミと共に過ごしたかったのでしょうか
68: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:36:08.73 ID:J/H7nJkR0
「……驚いた、まさか見つかるなんてね」
「思い出したんだ、昔のこと」
69: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:36:49.47 ID:J/H7nJkR0
カスミと初めて会った時、その無邪気な笑顔に、僕は一目ぼれしました
きっと、彼女の影を重ねていたのです
70: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:37:33.69 ID:J/H7nJkR0
「君はどうして、カスミが死んだのは僕のせいだと、そう言ったんだ?」
シズクは、空から目線を落とし、地面を見つめます
71: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/18(日) 19:38:31.74 ID:J/H7nJkR0
「そんな家庭で育った私も、普通じゃないのはわかるでしょ?」
「……ここでさよならした方がいいよ。これ以上私と関わっても、幸せにはなれないから」
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