45: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/17(土) 23:05:56.39 ID:EUakjaa4O
僕はこれまで、与えられた仕事は問題なく終わらせてきました
運よくその仕事ぶりを上司に見初められた僕は、同期よりも少しだけ早い昇進をしたのです
カスミと結婚したのも、そんな時でした
実際はさほど能力が高くない僕は、同期の中で孤立を始めました
本来であれば僕のものではない仕事も、なぜか僕がするようになりました
次第に僕は、退社時刻が0時を過ぎるようになりました
カスミに夫らしいことをしてやれたのは、新婚旅行が最初で最後でした
デスクに戻ると、同期の鋭い視線が刺さりました
――落ち込んだフリしてサボってないで、さっさと仕事しろよ
自分が、責められているように感じました
それは単純に僕の被害妄想で、本当はそんなことを思ってはいないのかもしれません
ですが、同期が僕を見る目線が、今の僕には怖くて仕方がありませんでした
85Res/56.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20