提督呼び大会
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44:名無しNIPPER[saga]
2017/06/08(木) 23:26:24.10 ID:jrJbFQEco
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加賀「……行きましたね」

長門「ああ。深海棲艦にもあんなに気持ちのいい連中がいるんだな。まったく、今日は驚かされる事ばかりだ」

大和「おみやげに烈風持たせちゃったけどいいの?」

瑞鶴「いーのいーの、どうせ余ってるんだし」

加賀「それに向こうのほうが艦載機の性能は良いのですし、使ってきてくれるのならありがたいくらいだわ」

長門「そうか。……ふむ、しかし今年も終わってしまったな……」

加賀「ええ……。楽しくもあり、悲しくもあり、そして美しくもあり……今大会も素晴らしいコールの数々でした」

大和「……はぁー、何だか気が抜けちゃった。大会の後っていつもこんな気分になるわよね」

長門「祭りの後の物悲しさも、またひとつの風情だろう。うん、私は好きだな」

瑞鶴「……んー、私は嫌! なんかこう胸がもしゃもしゃしてくるのよね。はやく来年にならないかな」

加賀「まったく。あなたも審査の腕は上がってきたけれど、中身はまだまだ子供ね」

大和「……でも、このまま寂しい気分でいたくもないし……ねぇ、久々にさ。私達もコールやってみない?」

瑞鶴「お、いーじゃん! 大声を出せば少しは気も紛れそうだし!」

加賀「庁舎までいくの? 提督はもう執務室にいないかもしれないわよ」

長門「私達の気晴らしに提督を付き合わせるわけにもいかない。ここはひとつ、目の前の夕日に向かって……というのはどうだ?」

大和「っぷ。なにそれ、スポ根ドラマみたいじゃない」

加賀「そういうの好きよね、あなた」

瑞鶴「よし、やるわよ! さ、みんな立って立って!」

長門「どれ、久々に咆えてみるか」

加賀「……何年ぶりかしらね。なんだか懐かしい気分になってきたわ」

大和「じゃあみんな合わせて。せーのっ、すぅーー…………………」





         『提督ーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!』







                       おわり






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