日菜「あたしのお姉ちゃん」
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57:名無しNIPPER[saga]
2017/06/09(金) 17:37:53.17 ID:YrwqVrym0

部活を辞めてからは、学校が終わって家に帰ると、私は自室にこもるようになりました。
(中学に上がるときに、私と日菜は部屋を別々にしていました。お母さんにどうするかと訊かれたとき、日菜は最初猛反対していましたが、「もう子供じゃないんだから」と私が渋々了承させたのでした。)

父親が新しいのを買ったからと私にくれたMP3プレーヤーで、明かりもつけずイヤホンをしながら当てもなく曲を垂れ流していると、とあるロックバンドの曲が流れてきました。

激しい音楽はあまり好みではなかったので、早送りを押そうとしました。

でもなぜか思いとどまりました。

理由はよくわかりません‥。

ですが、荒々しい音の中にも何か繊細な情緒のようなものを感じた気がしました。

気がつくと私は涙を流していたのでした。




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