日菜「あたしのお姉ちゃん」
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30:名無しNIPPER[saga]
2017/06/08(木) 20:04:59.42 ID:HDDjVf7S0

日菜は何もしなくてもテストの成績は良かったのですが、やりたくないことはとことんやりたがらなかったので、遊ぶのに夢中になって宿題を忘れることもしばしばでした。

それを見かねた母が、あるとき私たちにこう言いました。

「次のテストで100点をとったら、二人に好きなものを買ってあげる」…

私たちは大喜びで勉強に励みました。

が、日菜は途中で飽きて、またいつものように遊びに出掛けてしまいました。

私はというと、女の子グループで遊ばなくなってからは、家で一人過ごすことが多かったので、別段勉強が苦にはなりませんでした。

それに、いつも何かと勝負しては負けている日菜に、今回ばかりは一泡吹かせられるチャンスだと思ったのです。


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