108:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 23:54:40.40 ID:pWoUdw0iO
週末がやってきた。ラブライブに向けて、もっと経験を積まないといけない。気持ちを切り替えた日曜日。
その日は、地元のコンサートホールでイベントを行った。
私は出られないから、客席からみんなを見守っていた。
歌詞はけっこうギリギリまでかかってしまったけど、イベントは無事終わったので胸を撫で下ろした。
来場者は学校でやった時よりも増えていたのは嬉しかった。
半分以上は身内だったけれど。
「あれ」
この間来ていた男子高校生と、みんなの元へ向かう途中の廊下でばったり出くわした。
「こんにちは。今回は出なかったんだね」
「怪我してて、それで」
「そうなんだ」
心配そうに眉根を寄せた。
「怪我って言っても、もう治ってるんだけど用心してなの」
「そっか、良かった。あの、この後時間ある? 良ければ一緒にお昼でもどう?」
「え、あの……」
困った。
と、遠くに曜ちゃんを発見した。
助かった。曜ちゃんが呼んでくれると思ったのに、彼女はふいと顔をそらした。
え、何、今の。
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