101:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 20:39:56.46 ID:VqWHRdm5O
いっそ、ここで言ってしまおうか。
曜ちゃんが一人で行ったと聞いた時、思い詰め過ぎて、どこかの橋からでも飛び降りるんじゃないかって思った。
そしたら、曜ちゃんにすごく会いたくなって、抱きしめたくなって、ちゃんと言わないとって思った。
だって、もしかしたら唐突に別れが来てしまうかもしれない。
あの時感じた後悔が、私を後押しする。
「曜ちゃん……私、曜ちゃんが」
部屋の空気をばっさりと切り裂く、保健室の扉を開ける音が聞こえた。
「ハロー、二人とも、寝てるのー?」
鞠莉ちゃんだった。
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