66: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/28(水) 12:09:50.12 ID:MnDf8Ffv0
「にしても、二人とも大人になったよねー。その点アタシなんかさー」
アタシが愚痴とも言えない愚痴を零すと、エレナがアタシの肩に頭を乗せてきながら軽い口調で言った。
「そんな事ないヨー。ワタシ達はメグミの親友としてはベテランだけど、メグミはお嫁さん一年生でショ?そーゆー事だから、気にしない気にしなーい!」
琴葉がアタシの目を見つめて、エレナに同意する。
「そうそう。それに、私達だって恵美に何度も救われてるんだから。お互い様だよ」
「へぇっ?そんな事あったっけ…?」
真面目でしっかり者の琴葉に助けられた事は何回もあるけど、助けた事は多分そんなにない…と思う。呆けた顔でキョトンとするアタシを見て呆れたように笑いながら、琴葉があたしにとって望ましくない話題へと話を切り替えた。
「あったの!もう、それはいいから。っていうか恵美、プロデューサーに甘えてなかったの?…やっぱりその、あと一息って所でヘタれちゃったとか?」
「あ、それワタシも気になってた!どーなのメグミ?」
うぅ、恥ずかしい…てゆか琴葉、やっぱりってどういう事!?
アタシは琴葉に軽く憤慨し口を尖らせつつ、どうせ二人にしか聞こえてないのに小声で話す。
「そりゃ確かにあんまりアタシからは甘えたりしなかったけど、それはたまたまいっつもアタシのイチャイチャしたいタイミングでPから来てくれてたからだよ?」
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