57: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/06/23(金) 01:34:18.20 ID:nE0G2m1V0
「メグミっ!」
「きゃっ…!?な、何?エレナ」
エレナはアタシの両手を両手で包み込み、アタシにとってはとても信じられない事を明るく言い放った。
「大丈夫!プロデューサーがいないからって、悪いコトばっかりじゃないと思うヨ!」
「ちょっと、エレナ…!?」
琴葉が驚いた様に目を見開く。
「…どういう事?」
そんな訳ないじゃん!
思わず反射的にそう言い返しそうになるのを堪え、エレナの意図を確かめる。エレナは何も考えずにこんな事を言う子じゃないもんね。
「えっとネ、『プロデューサーが居ないから寂しい』って思っちゃうからメグミは悲しい気持ちになっちゃうんでショ?」
「…うん」
そりゃそうだよ。アタシだって考えたくないけど、事実なんだしさ。
「だから、寂しい時は違うコトして、違うコト考えてたらいいと思うナ!ね、コトハ!」
「え、えーっと…」
えっと…やっぱりそのままの意味なのかなぁ?琴葉もアタシをチラチラ見ながら困ってる。とはいえ他でもないエレナに嘘をつく訳にもいかず、取り敢えず思っている事を正直に答える。
「んー…でもアタシ、やっぱ何しててももしPが居たらなぁ、とか考えちゃうと思うなぁ」
苦笑いを浮かべながら申し訳なさそうにアタシが返すと、エレナはほっぺを膨らませながらぶんぶんと掴んでいたアタシの手を上下に振った。
「もー、違うヨ!そうじゃないってばー!」
「わっ、えぇっ?」
「だーかーらー!プロデューサーが居ないなら手の込んだサプライズとかも準備しやすいでショ?だからプロデューサーが帰って来るまでに、プロデューサーが喜びそうな何かを用意したりするノ!そうすれば、そうしてる間はプロデューサーの喜ぶ顔しか考えられないよネ!」
「………!」
そんなの、考えた事もなかった。
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