【ミリマス】「なぁ、聞いてほしいことがあるんだ」
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23:名無しNIPPER[saga]
2017/06/21(水) 23:07:39.20 ID:41sCqHMqO
「じゃあ、私と同じ学年なんですね!」

「そうだな。中学2年生は…これで7人目になるのかな?いや、8人目か?」

まだ社長の話を聞いただけではあるけれど、やよいと相性が良さそうに感じた。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2017/06/29(木) 00:56:10.84 ID:4d5fZyT7O
40代半ばともなれば、1年など瞬く間に過ぎてゆく…ハズだった。
けれどこの2ヶ月強は、丸1日眼を閉じて過ごすほどに長く感じられた。

仕事が手につかなかったわけではない。
むしろ、自分でも驚くほどの気力の充実ぶりだった。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage]
2017/06/29(木) 02:20:37.92 ID:FMbGMF0O0
複雑ですな


26:名無しNIPPER[sage]
2017/07/12(水) 21:04:48.69 ID:c6M4uVPxO
9月最初の土曜日。
都内某所の某駅。

まだ衰えない蒸し暑さを身体に、そしてそれ以上の熱を顔に感じながら、もうかれこれ1時間ほど待っている。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2017/07/12(水) 21:11:57.97 ID:c6M4uVPxO
そして、待ち合わせ時刻の5分前。
待ち人は表れた。
いや、待ち人たち、か。

「プロデューサーさん!」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2017/07/12(水) 21:19:19.46 ID:c6M4uVPxO
「お久しぶりです、プロデューサーさん」

変わらない声。
変わってしまった表情。

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2017/07/12(水) 21:28:31.82 ID:c6M4uVPxO
俺の言葉にできない言い訳を知ってか知らずか、旧姓田村奈央子が言う。

「プロデューサーさん、変わってないですもん」

「そうかな?」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2017/07/12(水) 21:36:57.61 ID:c6M4uVPxO
俺と母親のやり取りを見ていた「彼女」が、小首を傾げているのが見えた。
とうに結末を向かえた三文小説的恋愛話とは無関係な、これから「主人公」としてのストーリーを紡ぐべき少女の姿が。

「ひなた、ご挨拶は?」

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2017/07/12(水) 21:49:25.63 ID:c6M4uVPxO
事務所までの道中。
車体に大きく「765プロ」と描かれた社長の趣味丸出しのライトバンを運転しながら、助手席の旧姓田村奈央子と思い出話に花を咲かせた。

後部座席の木下ひなたは、不必要なまでに高いビルの群れが物珍しいのか、窓に顔を張り付けるようにして車外を眺めている。

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2017/07/12(水) 22:02:44.20 ID:c6M4uVPxO
「ダンナさんは?」

聞くべきではないと知りながら、口に出してしまった。
親子三人で社長に挨拶、と聞いていたから、待ち合わせ場所に母と娘の二人だけで表れたことが疑問だった。
それでも、聞くべきではなかったかもしれない。
以下略 AAS



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