ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!」 キョン「分裂するぞ」
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272:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 17:08:17.24 ID:+0+s5iHM0

佐々木「くつくつ。あくまで仮説にすぎないよ。涼宮さんではなく、そのまま僕に戻ってくることもあったかもしれない」

藤原「賭けだったという訳か?」

佐々木「まあ、キョンならなにかしらの確信を持っていてもおかしくはないけどね」

佐々木「ただ『力』が『器』を必要としているという根拠ならば……」

藤原「あんたの生まれ変わり……だろう。涼宮ハルヒというイレギュラーが現れるまでは『器』はあんたしかいなかったのだから」

佐々木「ご名答」

藤原「アンタは……アンタは『力』によって、『力』を収めるための『器』という役割を担うために……」

佐々木「アカシックレコード、運命の輪、神の意志……藤原くん。キミはキミの生まれた意味を正しく理解できるかい?」

藤原「っ……!」

佐々木「僕は、僕がなんのために生まれ存在するのか、なんて数世紀も前に答えを出しているよ」

佐々木「誰でもない。ただ僕のために生きる。それだけさ。藤原くん、もしかして同情でもしてくれてたのかい?」

藤原「そ、それは……っ!」

佐々木「くつくつ。僕は『力』の“せいで”ここに存在しているんじゃない」

佐々木「『力』の“おかげ”で今ここに、こうしているのさ。僕の存在理由は『力』に依存なんてしていない」

佐々木「分かってくれたかい? 優しい優しい藤原くん」

藤原「っ、茶化すのはやめろ。それに別にあんたの事情なんて気にかけていない」プイッ

佐々木「ああは言うけどね、橘さん。ちょいと頭の中を視ればそりゃもう―――」

藤原「ええい!! 今はそんなことできないだろう!! それにまだ油断や余裕を持てる状態ではないんだろう!」

佐々木「その通りさ。キョンなら、いや、彼らならまたこの世界に戻ってくるだろう」

佐々木「その時までにコトが済めばいいんだが……そうならなかった時は」

佐々木「いよいよ“誰かや何か”の犠牲がでるだろうね」

橘「っ……!」ゾクッ

佐々木「僕自身、それに期待しているのも確かだ。ワクワクしているよ」

佐々木「彼と―――また会うことができることを」


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